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F IREを目指して

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 2、3年前からこの「FIRE」という言葉をネットや書籍で目にするようになりました。FIRE とは既にご存知の方が多いとは思いますが「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったもので、「経済的自立」と「早期リタイア」を意味する言葉のようです。元々は欧米の考え方で、それが日本でも老後資金の2000万問題やNISAやIDecoなどが出てきて、資産運用からFIREも注目されるようになってきたのではないかと思います。(欧米の人達って社会生活を豊かにして、生きがいや休みの取り方などの考え方や働き方はほんと先行しているなぁと感心します。)

FIREは従来の早期リタイアと違って一生暮らすのに困らないような億万長者でなくても達成できることです。私でもFIREを目指すのではないかと思っているのが、投資信託や株を長期保有することでのインカムゲインを得ることで資産運用を前提としております。毎年、運用益や配当金の範囲で生活し、なるべく投資元本を減らさないようにすることで生活し、長生きリスクにも対応が可能でありFIREを達成するのにハードルが低いと思っています。

■資産運用

 私は会社勤めであるため、まとまった資産を得ることなどは到底無理と思っていました。お金持ちになる人は会社経営か芸能関係、起業して成功した人、人気作家などで別の世界の人という認識でした。株や先物取引などもディトレーダのイメージしか無かったので多額の損失を出した人やリーマンショックなどで暴落のリスクがあるので手を出してはいけないと長年思っていました。
 と言いながら、銀行に預けても恐ろしく低い利息なので少しでも貯金を増やすことができないかと思い、色々とためになりそうな本などを探して調べてみたりしました。そこで知り合ったのが、山崎元さんの著書でした。山崎さんは楽天証券経済研究所客員研究員でして、2018年ごろに『山崎先生、将来、お金に困らない方法を教えてください!』(プレジデント社、2017年)を読み、インディックス投資や株による資産運用を始めてみようと思いました。
 証券口座を作って、資産運用を始めてみました。山崎さんは楽天証券経済研究所客員研究員でしたが、手数料の安さなどからSBI証券を薦められていた記憶があります。(2018年頃)楽天証券も良いという話ではありましたが、自分の所属する証券会社をさておき他者を勧めるところが信用できる人ではと思いました。

■インディックス投資

 資産運用として長期的な視野で見るとすると、既にご存知かと思いますがネット情報や参考となる文献(山崎さんの著書等)からもインデックス投資や米国ETFがお勧めされています。投資を始める人にとってもお勧めされておりましたので、まずは代表的なインデックス投資信託を購入することにしました。(当時2018年2月)
 インデックス投資とは、市場の値動きを示す指数(=インデックス)の値動きに連動をめざす投資手法でその市場を構成する複数の銘柄に広範な分散投資ができます。よく言われている一つのカゴに卵を盛るなということで、カゴを落としたりすると卵が全て台無しになるリスクを避けて、1社の株で集中投資した場合に経営破綻や社会的な信用を失墜した場合には株価が下がり損失を被るということで分散投資によるリスクを極力少なくするように言われています。インデックス投資は、既に分散投資がされているので素人にも手を出しやすい投資となっております。
 そして、手数料(ノーロード)がかからないことと信託報酬(運用管理費:保持していると管理費がかかる)が低いものを選択。

 ( 1)ニッセイ日経225インデックスファンド (信託報酬:0.275%)
 (2)<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(信託報酬:0.1023%)
 (3)楽天・全世界株式インデックス・ファンド(信託報酬:0.199%)
(4)楽天・全米株式インデックス・ファンド(信託報酬:0.162%)

■インデックス投資(素人ゆえの失敗・・・)

(1)失敗その1です。一度購入したら基準額は変更できないと思っていた
 
 ニッセイ日経225インデックスファンドを2018年1月23日に何も知らずに試しに買ってみました。長期的な投資を考えていた筈ですが当初は、積立投資で少しづつ投資することやドルコスト平均法なども知らなかったです。お試しと言っても大きな金額を注ぎ込んでしまいました。この時期が運が悪いことに日経平均株価も上昇していきましたが、丁度ピークを迎える時期で、いわゆる高掴みをしてしまいました。

 その後、基準額が下がる一方で約300万ほどのマイナスになりました。ほったらかし投信の筈が毎日、基準額を見ては焦ってしまう状態でした。基準額が下がったら下がったで、買い増しして平均取得価額を落としていけばよかったのですが、そんなことは露知らずで、一度買った金額は買い増ししてもその買った金額でしか取得できないと間違った考えを持っていたのが失敗です。

 そうしてその後もいつ平均取得価額が上回ってくれるかを毎日見ながら、ようやく上回った日(本当に少しだけ)の2018年9月26日に解約するという始末でした。失敗から積立投資を軸に基準額の上がり下がりを気にせずに長期的に投資をすることを教訓で学びました。※と言いながら、2019年1月4日に買付して、すぐに2019年2月25日に解約してしまっていますが・・・。また、下がってしまうのではないかと危惧して売ってしまっています。ダメですね。

 約定日受渡日取引数量単価[円]受渡金額
[円]
個別元本
[円]
平均取得
価額[円]
 2019/02/252019/03/01解約2,274,382 口24,187.005,501,04821,984.0021,983.99
 2019/01/042019/01/10買付2,274,382 口21,984.005,000,00021,984.0021,983.99
 2018/09/262018/10/02解約3,755,869 口26,953.0010,123,19426,625.0026,625.00
 2018/01/232018/01/29買付3,755,869 口26,625.0010,000,00026,625.0026,625.00

(2)失敗その2です。NISA口座で購入した投資信託をすぐに手放した
 
 NISA口座を開設し楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)を購入(120万円分)しました。これも上記と同じ時期で2018年1月に購入しましたが、鳴かず飛ばずで購入を失敗したかもと思いながら、焦ってしまい同じ年の9月にマイナスにも関わらず売却してしまいました。こちらの投資も最初に一括してNISAの年間最大枠の120万を使い購入してマイナスなのに解約するという暴挙に出てしまいました。長期的な投資を考えていた筈ですが、素人故の不安視と投資信託の仕組みを理解していない結果となりました。積み増しせずとも当時の金額:10100円が現在(2023年1月)では約16000円になっているので勿体無いことをしてしまったと振り返っております。高い勉強代となりました。
 

 NISA

全解約した年 ファンド名

 
分配金
コース
(B)累計
受取分配
金額[円] 
(C)累計
解約金額
[円] 
(D)累計
買付金額
[円] 
トータル
リターン[円]
(B)+(C)-(D) 
詳細
2018年楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・VT)再投資型01,166,4561,200,000-33,544詳細

▪️サイドFIRE

FIRE(経済的自立(Financial Independence)と早期退職(Retire Early))について以前から、このブログでも触れていましたが、昨今の物価高や電気・ガスの値上がりが影響してFIREの達成することがなかなか厳しいのではないかと思っています。
 もともとフルリタイアは金額面でも生活スタイル(時間を持て余して生きがいが無いのは避けたい)としても難しいと思っていましたので、サイドFIREを考えていましたが、目指すべく金額について見直しを図らないといけないのかと懸念しております。
サイドFIREは、一般的にFIREに必要な金額は、年間の生活費×25倍で計算します。これは、資産を年4%で運用しつつ生活費も4%以内に収めれば資産が減らないという、アメリカ発祥の「4%ルール」をベースとした計算方法です。この4%は、アメリカの過去の市場成長率(年7%)からインフレ率(3%)を引いた数字が根拠になっています。
 なので、月あたりの生活費を30万とした場合は年間360万円の生活費が必要になります。FIREするためには9000万円の手元資金が必要となります(360万円×25=9000万円)。9000万円を年4%で運用すれば、運用益は360万円になりますから、元本を取り崩さずに生活を続けていけることになります。

 9000万円を貯めるのはなかなか大変なので、少し働くことを前提に考えます。私の場合は、月当たり10万を稼ぎ、残りの20万円を資産運用で賄いたいです。その場合の確保すべき資産は、6000万となります。((360万円-120万円)×25=6000万円)

この計算値でサイドFIREを目指したいと思っていたんですが、前述したとおりですが昨今の物価高やそれに見合った賃金を確保することがなかなか難しいのではないかと考え不安に思っています。

社会的な不安を抱えながら、サイドFIREを目指しながら資産運用で確保する金額を6000万より大きく目標額を再設定するか、仕事で稼ぐ金額を10万円からより大きな金額にしないといけないかなどを考えながら、過ごしていきたいと思います。まだ、達成する資産運用額にはほど遠いので色々と考えてのんびりと過ごしていけたらなと思います。

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