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【読書】感想 - Psychology of Money(サイコロジー・オブ・マネー) –

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サイコロジー・オブ・マネー 「一生お金に困らない「富」のマインドセット」を読んで

引用元に書かれていますが、FIRE(早期リタイア)を目指す人、投資で資産を築きたい人ということで興味があり本書を手に取りました。表紙には、2014年、ある男の死が大きな話題を集めた。長年、清掃員のパートとして働いていた人物だ。この平凡な男は、800万ドルもの資産を残した。なぜ彼は、これだけの富を築けたのか?という記載がありましたので、私もどうやって莫大な資産を築いたのか、またそのための貯蓄であったり投資のノウハウが書かれているのかと興味が惹かれて読んでみました。




<引用元>

https://www.amazon.co.jp/サイコロジー・オブ・マネー-一生お金に困らない「富」のマインドセット-モーガン・ハウセル/dp/4478114137
★日本でも15万部突破! 売れてます★
★【世界的話題作、ついに上陸】全世界累計200万部、55言語で刊行★
★【世界が絶賛】Amazon.comで3万件以上の高評価★
★「ここ数年で最高かつ、最も独創的なお金の本」ウォール・ストリート・ジャーナル★

FIRE(早期リタイア)を目指す人
投資で資産を築きたい人
不安のない老後を過ごしたい人など
全世代必読の世界的ベストセラー、ついに上陸! 

あなたのお金、投資、ビジネスにおける判断は、
個人の経験や独自の世界観、
エゴ、プライド、マーケティング、
奇妙なインセンティブなどに影響されています。

本書は、19のストーリーからその事実を知り、
富を築けない「貧乏マインド」から
抜け出すための一冊です。

・「目的のない貯金」ほど、価値が高い 
・人の投資判断は、「いつ、どこで生まれたか」に影響される 
・“十分な量"の資産を築くためのシンプルな方法 
・ウォーレン・バフェットの純資産の95%以上は、65歳以降に得たもの 
・投資の成否を決めるのは「全体の1%以下」の行動…… 

など、私たちのお金、投資、ビジネスとの付き合い方を

根本から変える一冊です。

<著者紹介>
【著者】
モーガン・ハウセル(Morgan Housel)
ベンチャーキャピタル「コラボレーティブ・ファンド社」のパートナー。投資アドバイスメディア「モトリーフール」、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の元コラムニスト。米国ビジネス編集者・ライター協会Best in Business賞を2度受賞、ニューヨーク・タイムズ紙Sidney賞受賞。妻、2人の子どもとシアトルに在住。

【訳者】
児島修(こじま・おさむ)
英日翻訳者。立命館大学文学部卒(心理学専攻)。主な翻訳書に『DIEWITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』『成功者がしている100 の習慣』(以上ダイヤモンド社)、『やってのける』(大和書房)など。

■概要

まず導入部分で「なぜ地味な清掃員が800万ドルもの資産を残せたか?」ということから、アメリカのロナルド・ジェームス・リードという人の話が書かれています。この人は決して高収入でもなく、ガソリンスタンドの勤務や清掃員などのパート勤務などで長らく働き質素な暮らしから周りの人も何か特筆すべきな人ではないという評判でした。2014年に亡くなってから約800万ドルもの資産を残していたことが判明し、多額の寄付をしていたことで国際的なニュースになった人です。
 なぜこれだけの莫大な資産を残せたかが話題となりましたが、若い頃からの節約と優良株への長期投資の結果でした。少しの投資額から長年の複利効果で800万ドルもの資産を築き上げたのです。
 リードの例を取って、経済的成功の鍵は「ソフトスキル」であると。経済的な成功はハードスキル(物理学や数学などの分野)を持っていても得られない。何を知っているかということよりもどう振る舞うかという「ソフトスキル」が経済的成功に必要なスキルであると言ってます。著者は、ソフトスキルをサイコロジー・オブ・マネー(お金の心理学)と呼び、レポートして書き上げています。この本では、ソフトスキルに必要な事例・知識などを20のテーマに分けて、また1テーマを簡潔にまとめて記載しているので大変読みやすく理解しやすくなっております。

<引用元:ロナルド・ジェームス・リードさんとは>

https://money-stock.net/investor/ronarudori-do/

■構成

1 第1章:おかしな人は誰もいない
2 第2章:運とリスク
3 第3章:決して満足できない人たち
4 第4章:複利の魔法
5 第5章:裕福になること、裕福であり続けること
6 第6章:テールイベントの絶大な力
7 第7章:自由
8 第8章:高級車に乗る人のパラドックス
9 第9章:本当の富は見えない
10 第10章:貯金の価値
11 第11章:合理的>数理的
12 第12章:サプライズ
13 第13章:誤りの余地
14 第14章:あなたは変わる
15 第15章:この世に無料のものはない
16 第16章:市場のゲーム
17 第17章:悲観主義の誘惑
18 第18章:何でも信じてしまうとき
19 第19章:お金の真理
20 第20章:告白

■感想

たいへん読みやすく一気に読んでしまいました。書いてあることを簡潔にまとめてみますと、
(1)足るを知るということ。お金持ちの人が破綻していくケースも書かれていましたが、豪華な家、車、贅沢な暮らしをせずに質素に控えめにということでしょうか。
(2)「裕福になること」以上に大切なのは、「裕福であり続けること」である。
(3)普段からの貯蓄率の大切さ、継続的に長期期間の投資の大切さ(複利の効果についても話あり)。投資については、運に左右される要素が大きいところがあるので、予めリスクも考えて対応できるようにしましょうということでした。
但し、投資に関しては5割勝てれば良いということで、一時的な不景気などで一喜一憂するのではなく、粘り強く投資を続ける方が良いということでした。

最後にふと思ったのですが、ロナルド・ジェームス・リードさんは生涯、投資を続けて800万ドルもの資産を築きましたが、普段は質素な生活で趣味は薪割りだったようです。亡くなった後に遺産として事前事業に600万ドルを寄付していますが、お金を使うことはなかったのでお金を貯めることもあまり必要性はなかったのではないかと思ってしまいました。お金で裕福になりたいということではなくて幸せは別にあったのではないかと思えてなりません。生前は慈善事業に貢献していた訳ではないようで、最後の最後にたくさんのお金を寄付したいから投資を続けて資産を作り上げたとはどうしても思えなくて・・・。ふと疑問に感じた次第です。

 私は、FIREで経済的自由を手に入れて、好きなことに時間を使って暮らしたいなと思います。リードさんもそういう考えだったのかな。。。。

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